NTG4.5のAndroid側の音声の純正コマンドユニットへの取り込み方法です。
（NTG4.0でもAUX有効化はOKですが、NTG5系は配線の追加とコーディングが必要です）

1.メディアインターフェイス（AMI）ケーブルでAUX入力
2.Engineeringモードで内部AUX有効化

の2つのやり方が御座います。
音が良く遅延がないEngineeringモードを当店ではオススメしております。

W176等は特に問題がなく設定できるかと思いますが
W463 Gクラスで上手くいかないお客様がいらっしゃいます。
当店で実車テスト出来る機会が御座いましたのでレポートさせて頂きます。

どの画面からでも良いですが、例として純正のAUDIOボタンを選択
電話を切るボタン+＃+数字の1の3つのボタンを同時に押し続けるとEngineeringモードに入ります。押し続ける時間は10秒程度です。

項目7の中の
7.5 TGW Parameterを選択し（作業はCommandダイヤルにて）
（１）MOSTを選択し、OFFを選択しプッシュ
一度オフにしないとAUX項目がグレーアウトしたままになります。

1つ戻って次に
7.7 HU Parameterを選択
2のAudio AUXを選択し、onにしてプッシュ
（グレーアウトしたままの場合はMOSTをOFFにできていない）

再度7.5のTGW Parameterに入り（１）のMOSTを選択し、ONにします。
次に（２）のAudio Sourceを選択し、一度Internal ampにしてからExternal ampを選択しプッシュ
（６）のTV Tunerがオフの場合、connected(TV12)を選択に有効化

最後にポイントですが、メインメニューの9
System Resetをプッシュし、Yesを選択してリセットします。
その後、キーを抜いてドアをロックし10分程度放置します。
これでリセットされ設定が有効化されます。
リセット作業をせず音が出ないという方がとても多いです。

W176等はInternal ampのままで良いはずです。
上手くいかない場合は上記のInternal⇔Externalを入れ替えてみて下さい。
変更後は必ず毎回Resetして下さい。
（W463でこの設定が正しくないと純正の音も出なくなります）

Engineeringモードは変更する前に元の各設定を写真に残しておくと良いかと思います。

Androidメディアナビの音声を出したいときには
必ず純正のAUDIOから外部入力を選択しておいて下さい！

文頭のAMIケーブルを使う方法ですが
Androidメディアナビ本体から出ているAUX OUTの3.5mmミニピンジャックをアームレスト下のメディアインターフェイス端子まで引き込みます。
必要に応じて延長ケーブルも用意して下さい。
AMIケーブルをインターフェイス端子に差し込み、3.5mmジャックを接続します。

ココで重要なのは、正しく動作する変換ケーブルを用意することです。
AMIケーブルとAUDI等のMMIケーブルは見た目が同じですが
正しいものを使わないと音が出ません。またメディアインターフェイス自体が認識されないこともあります。
必ずそれぞれに適した物を用意し、中継などで接触不良がないように注意して下さい。

メディアインターフェイスを使う方法はセンターコンソールをバラす必要があり、
音質もAUX有効化に比べて劣化しますので、AUX有効化をお勧め致します。

実際に当店の商品をW463 Gクラス(2016 350d)に取付けし、上記方法のAUX有効後の動画です。